ベトナムの主要都市4選 | 大都市からリゾート地まで紹介

世界の都市

ベトナムは人口1億人を超える東南アジアの大国で、北部・中部・南部で文化や雰囲気が大きく異なっています。

そのため、同じベトナムでもハノイ、ダナン、ホーチミンではそれぞれ違う文化が根付いていて、ベトナム語のアクセントや人々の雰囲気、建築様式も異なっています。

ベトナムは社会主義国家でありながら、市場経済を導入し、海外投資を積極的に受け入れる「ドイモイ政策」を行っていて、ここ20年は年平均約7%の高成長を続けています。

経済成長率7%というのは10年間で所得が2倍になっているということなので、日本でいうと1960年代の所得倍増計画の時期のような活気があるといえるでしょう。

今回の記事では、そんな急速な発展を遂げているベトナムの主要都市をわかりやすく紹介していこうと思います。

➀ ハノイ ― ベトナムの首都で、伝統が息づく北部の中心都市

ハノイは人口約800万人で、ベトナムの首都にあたる都市で、政治の中心を担っています。

観光地として有名なホアンキエム湖の周辺には、歴史のある建築や古い街並みが多く残っています。

また、ベトナムでは昔漢字を使っていたことや中国に1,000年近く支配されていた歴史もあり、バンコクやジャカルタよりも東アジアの雰囲気を感じさせられます。

ハノイは政治と教育の中心地で、大学がたくさんあり、政府機関もそのほとんどがハノイに集まっています。

② ホーチミン市 ― 経済の中心で、南部最大の都市

ホーチミン市は人口約1,000万人を超えるベトナム最大の都市です。

ハノイとともにベトナム二大都市とされています。

昔はサイゴンと呼ばれていましたが、1975年にベトナム南北統一された時に、ホーチミンに改名されました。

ちなみに、ホーチミンはベトナム建国の父の名前です。

ホーチミンでは、高層ビルが多く立ち並んでおり、ブイビエンなどでは夜もとても賑わっています。

街の雰囲気はとても活気があって、どこに行ってもバイクがたくさん走っているのが特徴的です。

また、ホーチミンは17世紀前半までは「プレイノコール」と呼ばれるクメール王国(カンボジア)の港町でした。

そのため、ホーチミンはカンボジアの影響が強く、ハノイのような中国の影響が強い地域とはまた異なる文化を持っているといえるでしょう。

③ ダナン ― リゾート地として有名な中部最大の都市

ダナンは人口約120万人ほどの中規模都市で、近年リゾート地として急成長しています。

綺麗な海で有名な「ミーケービーチ」や巨大な石の手で支えられている橋で有名な「バーナーヒルズ」などの観光名所がたくさんあり、特に韓国人や欧米人に人気が高いです。

ホーチミンやハノイほどバイクが走っているわけではなく、のんびり滞在したい人には合っていると思います。

また、ダナンのすぐ近くにはホイアンという観光都市もあり、夜になると街中にランタンが灯されて、とても幻想的な雰囲気になるそうです。

ダナンに旅行に行く観光客の多くは、車で30分で行けるので、ホイアンも一緒に観光することが多いといわれています。

④ フエ ― ベトナム最後の王朝があった古都

フエは現在においては人口約35万人ほどの小規模な街ですが、歴史的な重要性はとても高いとされています。

なぜなら19世紀に「阮(グエン)朝」とよばれるベトナム最後の王朝の首都だったからです。

ちなみに、ベトナム人に「グエン」という名字が多いのは、グエンという名字に変えると、グエン朝を支持していると見なされて、優遇を受けられる時代があったからだとされています。

フエには、グエン朝の歴史が色濃く残っていて、特にフエ王宮は代表的な名所としてよく知られています。

フエ目当てでベトナムを観光する人もいますが、ダナンから車で2時間ほどなので、セットで観光する人が多いといわれています。

まとめ

ベトナムには、政治の中心ハノイ、経済の中心ホーチミン、リゾート地ダナン、古都フエなど、地域ごとに全く異なる文化や魅力があります。

北部は落ち着いた雰囲気、中部はのんびりした雰囲気、南部は明るく自由な雰囲気がそれぞれあり、同じベトナムでも地域ごとの個性がとても強いです。

ベトナムの都市について知ることは、観光地に詳しくなるだけではなく、ベトナム人の国民性やベトナムの文化の多様性を知ることにも繋がるでしょう。