VCCorpとは?ベトナム最大級のオンラインメディア企業をわかりやすく解説

世界の産業とテック

VCCorp(VCコープ)は、2006年にVương Vũ Thắng(ヴオン・ヴー・タン)とNguyễn Thế Tân(グエン・テー・タン)によって設立されたベトナムの大手インターネット企業で、ニュースサイトやエンタメサイト、ゲーム事業などを行っています。

VCCorpのモバイルユーザー数は約4,500万人とされていて、ベトナムの若者のほとんどが知っている存在と言っても過言ではないでしょう。

今回の記事では、VCCorpのサービス内容、創業から現在までの歴史、そして今後の展望について、分かりやすく解説していこうと思います。

①VCCorpのサービスを分かりやすく解説

次は、VCCorpが開発した有名なサービスをいくつか紹介していこうと思います。

Kenh14.vn、CafeF.vnなど(オンラインメディア)

VCCorpのメイン事業ともいえるのがオンラインメディアです。

その中でも特に有名なのが、エンタメや芸能について取り扱っているKenh14.vnとファイナンスや経済について取り扱っているCafeF.vnです。

AdMicro(オンライン広告)

AdMicroはベトナム最大級のオンライン広告ネットワークで、200以上の信頼あるWebサイト(そのうち30はVCCorpが運営)に広告を掲載することができます。

ベトナム進出することを考えている方は、AdMicroの使用を検討してみるのもいいと思います。

SohaGame(ゲーム事業)

SohaGameはモバイルゲームの配信をしているサービスで、モバイルゲーム分野ではベトナム国内トップ3に数えられる主要ブランドの1つとされています。

SohaGameで配信されているゲームで特に有名なのは、Kỷ Nguyên AFKという放置型のRPGといわれています。

Lotus(SNSサービス)

Lotusは2019年に開発されたFacebookのような文章と画像が中心のSNSサービスです。

Google Playで見たところ、100万人以上からインストールされていて、ベトナムでそこそこ人気であることが分かります。

②VCCorpの創業から現在まで

VCCorpは、ベトナムのITやメディア分野を代表する企業の一つで、2006年にグエン・テー・タン(Nguyễn Thế Tân)らにより設立されました。

2006年以降、VCCorpはベトナムではまだ黎明期だったオンライン広告やデジタルコンテンツに注力しました。

2007年には若者向けのエンタメや芸能メディアKenh14.vnを立ち上げ、短期間でベトナム最大級のサイトに成長しました。

また、企業とウェブメディアをつなぐ広告ネットワークのAdMicro もこの時期に作られました。

そして、VCCorpは2010年に入ってからは、経済やファイナンス系のメディアCafeF.vn、ニュースメディアLotus Newsなども始めました。

さらに、SohaGameというオンラインゲーム配信サービスも開始し、多数のヒット作を生み出し、数千万人のユーザーを獲得しました。

また、2019年には、VCCorpは国産SNS のLotusをローンチしました。

Lotusは「Make in Vietnam」を掲げ、クリエイター支援が充実しているSNSとして注目を集めました。

そして、2020年代に入ってからは、コロナ禍によりオンラインサービスの需要が一気に伸びたことで、VCCorpが持つメディアやゲーム配信、オンライン広告の規模はさらに拡大しました。

③ VCCorpの現在とこれから

現在では、VCCorpは30以上のメディアを運営し、5,000万人以上のベトナムインターネットユーザーにサービスを提供しているそうです。

本社はハノイにあり2,500人以上の社員が働いているそうです。

また、VCCorpは非上場企業なので、直接株を買うことが難しく、財務データもあまり公開されていません。

限られた情報からVCCorpのこれからについて考えると、AIによるレコメンド広告やデータ分析の強化を進めており、広告価値の向上やユーザー体験の改善を狙っているそうです。

そして、広告に収益の大部分を依存しているので、これからはeコマースなどにも拡大していく可能性が高いとされています。

まとめ

VCCorpは2006年にベトナムのハノイで設立されたオンラインメディアや広告の会社です。

現在では、ゲーム事業SohaGameやSNS事業Lotusなどさまざまな分野に広げており、おすすめ表示などのAI活用にも力を入れているそうです。

VCCorpのメディアはベトナム人の価値観やトレンドを知ることができるので、ベトナムに興味がある方は翻訳などを使って試しに読んでみると、新しい発見があるかもしれません。