UAE(アラブ首長国連邦)は人口約1,000万人を抱える中東の国で、特にドバイは世界的な観光地として有名です。
今回はもちろんドバイについても紹介しますが、実はドバイよりもお金持ちな都市アブダビ、ドバイの隣の都市シャルジャ、自然豊かなアウトドア都市ラスアルハイマなどについても紹介していきます。
➀ ドバイ ― 人口の約9割が移民の世界的な観光都市

ドバイは人口約350万人で、UAE最大の都市です。
ドバイというと、まず思い浮かぶのは、世界一高い建物といわれるブルジュ・ハリファです。
ブルジュ・ハリファは829mで、2010年に完成した建物で、ドバイの象徴のような存在です。
サウジアラビアはジェッダ・タワーと呼ばれる高さ1,000mを超える建物を建設予定とも言われていますが、まだしばらくはブルジュ・ハリファが世界一の高さを誇る建物であり続けると思います。
ちなみに、UAEはアラブ人が中心の国というわけではなく、実は人口の約9割は外国人労働者で、インド、パキスタンなどの南アジアやフィリピンの出身者がとても多いです。

そのため、飲食店、文化、言語すべてが多国籍で、「中東の都市」というより「世界都市」に近い雰囲気があります。
また、ドバイでは地区によって大雑把に住み分けが行われており、デイラ(Deira)やブル・ドバイ(Bur Dubai)などはインド系などの出稼ぎ労働者が多く、ドバイ・マリーナ(Dubai Marina)などは高級住宅街で、UAE現地人やお金持ちの外国人が多いとされています。
そして、中東の中では治安がとてもよく、女性が夜でも歩きやすいというのもドバイの魅力の一つです。
② アブダビ ― 実はドバイよりもお金持ちが多いUAEの首都

アブダビは人口約150万人で、UAEの首都にあたる都市です。
アブダビはドバイほど有名な都市ではありませんが、実はUAEの石油の約9割がアブダビに集中しており、アブダビはドバイよりも裕福な都市です。
実際にGDPで見てみると、アブダビは55〜60%、ドバイは25〜30%のGDPシェアを持っていて、アブダビがドバイの半分以下の人口であることも考えると、アブダビの方がドバイの4倍以上裕福だと言えます。

一般的なイメージでは、ドバイの方が派手でお金持ちのイメージがあります。
しかし、実はドバイには石油があまりなく、観光や移民によって発展した都市であり、アブダビの方が中東の石油王が集まっているような都市だと言えるでしょう。
そして、アブダビの観光地は「シェイク・ザイード大モスク」と呼ばれる白い巨大なモスクが有名です。アブダビは高層ビルもドバイほどではありませんが、たくさん立ち並んでおり、近未来的な雰囲気も感じられます。
③ シャルジャ ― UAEの教育と学問の中心地

シャルジャは人口約150万人で、UAE第3の都市です。
シャルジャはドバイのすぐ隣に位置していて、UAEの中では伝統的なイスラム教の文化を大切にしている都市として知られています。
例えば、ドバイやアブダビなどではアルコールの販売は認められていますが、シャルジャではイスラム教の教えに基づいて禁止されています。
また、シャルジャにはUAEの名門大学である「シャルジャ大学」やUAE最大級の博物館「シャルジャ・イスラム文明博物館」などが位置していて、学問や教育が発展している都市とも言えます。
そして、ドバイよりも生活費が安く、車で20〜30分ほどでドバイに着くことができるので、ドバイで活動しながら節約をしたい人々はシャルジャに住むことが多いです。
④ ラスアルハイマ(RAK) ― 自然が豊かなアウトドア都市

ラスアルハイマは人口約40万人で、山、海、砂漠などがあり、とても自然が豊かなエリアとして知られている都市です。
ドバイからは車で1時間ほどで着くことができます。
ラスアルハイマは、UAEの中で最も山が多い地域と言われていて、特に標高2,000m近くある山「ジェベル・ジャイス(Jebel Jais)」はとても有名です。
近年はハイキング目的で訪れる観光客が増えていて、日本人にはまだマイナーな観光地かもしれませんが、欧米人の間では徐々に知名度が上がっていると言われています。
また、アル・ハムラビーチ(Al Hamra Beach)と呼ばれるリゾートエリアも有名で、プーケット島やバリ島と同じくらい綺麗な海が広がっています。
まとめ

UAEというと「ドバイの高層ビル群」を思い浮かべる人が多いですが、実は国全体を見るとかなり多様性があると言えます。
石油産業の中心はアブダビで、教育や文化の面ではシャルジャが大きく発展しています。
さらに、ラスアルハイマのように自然豊かなリゾート地もあり、UAEは「ドバイの都会的なイメージだけでは語れない国」だと言えるでしょう。
