スペイン語の特徴|5億人以上の話者人口を持つ言語

世界の言語

スペイン語は、スペインやブラジルを除く中南米、アメリカ南部などで話されている言語で、母語話者は約5億人にのぼります。

この数字は中国語に次いで多く、スペイン語は世界で最も広く使われている言語のひとつと言えます。

さらには、スペイン語とポルトガル語はとても似ており、日常会話レベルではお互い通じるそうです。

そう考えると、スペイン語を身につけることで、ヨーロッパから中南米、さらにはブラジルまでを含むとても広い地域とつながることができるといえるでしょう。

この記事では、スペイン語の文字・単語・文法・発音の特徴と、学ぶメリットを分かりやすく解説していきます。

① スペイン語の文字 ― 英語と同じアルファベットを使う ―

スペイン語は、英語と同じくラテン文字のアルファベットを使います。

基本は英語と同じ26文字ですが、スペイン語には次のような特徴的な文字があります。

ñ

á / é / í / ó / ú(アクセント記号)

それぞれの以下の意味を持ちます。

ñ:「ニャ」に近い音

アクセント記号:どこを強く読むかを示す記号

そのため、同じアルファベットでもこれらの記号の違いによって意味が変わることがあります。

año(年)

ano(肛門)

ただし、これでもスペイン語はドイツ語やフランス語などと比べると記号がシンプルで分かりやすいと思います。

② スペイン語の単語 ― 英語と似ている語彙がとても多い ―

スペイン語の語彙は、英語と同じくラテン語の影響を強く受けているため、英語と似ている単語がとても多いのが特徴です。

例えば、

「自然な」

英語:natural

スペイン語:natural

「情報」

英語:information

スペイン語:información

このように、スペイン語の単語は英語とかなり似ています。

私はフランス語やドイツ語、スペイン語をそれぞれ少し学んだことがあるのですが、フランス語 > スペイン語 > ドイツ語の順で英語に似ていると感じました。

そう考えると、フランス語の方が学びやすいと思うかもしれませんが、スペイン語の方が発音が単純なのでより学びやすいです。

そのため、スペイン語は英語を学んだ知識を活かして、比較的簡単な言語を学んでみたい方に向いていると思います。

③ スペイン語の文法 ― 語順は英語と同じで、動詞の形が変化する ―

スペイン語の基本語順は、英語と同じSVO(主語 → 動詞 → 目的語)です。

例えば、「私は公園を歩く」 という文は、

Ella camina en el parque.

(私 → 歩く → 公園)

となります。

そして、スペイン語では、動詞の活用がとても重要です。

そのため、主語によって以下のように動詞の形が変わります。

yo hablo(私は話す)

tú hablas(君は話す)

él habla(彼は話す)

そのため、主語を省略しても意味が通じるので、スペイン語では主語を省略することも多いです。

また、名詞には男性名詞・女性名詞の区別があり、それに合わせて冠詞 (英語でいうtheの部分) が変わります。

男性:el libro

女性:la casa

この点は、フランス語やイタリア語などのラテン系の言語と共通しています。

④ スペイン語の発音 ― とてもシンプルで聞き取りやすい ―

スペイン語の発音は、ヨーロッパ言語の中でとてもシンプルなことで知られています。

母音は次の5つだけです。

a / e / i / o / u

母音が約16個あるフランス語などとは異なり、日本語の 「あいうえお」 と同じ感覚で発音していけます。

そして、スペイン語の子音の数は約19個あります。

p / b / t / d / k / g / f / s / x / tʃ / m / n / ɲ / l / ʎ / r / ɾ / ʝ

英語 (約24種類) よりも少なく覚えやすいと思います。

また、スペイン語はつづりと発音がほとんど一致するので、ローマ字読みに近い感覚で読んでいくことができます。

例えば、

gato (猫) → ガト

papel (紙) → パペル

というようになります。

また、スペイン語はアクセントがはっきりしていることでも知られていて、次のようなルールがあります。

母音・n・s で終わる語 (casaなど)→ 後ろから2番目にアクセント

それ以外で終わる語 (hotelなど) → 最後にアクセント

となります。

そのため、アクセントはとても規則性があり、覚えやすいと思います。

⑤ スペイン語を学ぶメリット ― 世界5億人と直接つながれる ―

スペイン語を学ぶ最大のメリットは、世界中に5億人以上の話者がいる言語圏に直接アクセスできることです。

スペイン語圏には、スペインやメキシコ、アルゼンチン、コロンビア、チリなど、経済的に重要な国が多く存在しています。

また、アメリカ国内でもヒスパニック移民の増加によりスペイン語話者は急増しており、2050年には約1億人以上がスペイン語話者になるといわれています。

さらに、スペイン語はポルトガル語ととても似ていることを考えると、ブラジルやポルトガルでもコミュニケーションが取りやすくなります。

特にブラジルは日本にも在日ブラジル人が多く、ブラジルには日系人がたくさん住んでいて、日本とも関係が深い国です。

スペイン語圏というと日本から遠いイメージですが、世界有数の人口を誇り、中国語圏よりもビジネス自由度が高いことを考えると、海外ビジネスを考えている方にとってとても良い選択肢の1つになると思います。

まとめ

スペイン語は、スペインや中南米、アメリカ南部などで使われていて、世界でもトップクラスの話者人口を持っており、実用性がとても高い言語です。

発音はとてもシンプルで、英語と似た語彙も多いため、日本人にとって取り組みやすい言語と言えます。

実際、私もスペイン語を少し学んだことがありますが、発音や語彙をスムーズに身に付けやすいと思いました。