サウジアラビアは人口約3,600万人を抱える中東最大の経済大国です。
そして、メッカとメディナという2つのイスラム教の聖地も位置しており、イスラム教徒にとっては特別な国でもあります。
サウジアラビアはアラビア半島の中心に位置し、石油によって急速に発展した近代都市と、古代から続く宗教都市が共存しているのが大きな特徴といえるでしょう。
今回の記事では、サウジアラビアの主要都市についてわかりやすく紹介していきます。
➀ リヤド ― サウジアラビアの首都であり、政治と経済の中心

リヤドはサウジアラビアの首都であり、約770万人の人口を抱える国内最大の都市です。
リヤドは砂漠の近くに位置していながら、高層ビルや現代的なショッピングモールが立ち並ぶのが特徴的といえます。
特に「キングダムセンター」と呼ばれる高層ビルは、リヤドの象徴的な建物で、中東の近未来的な雰囲気を体現しています。
リヤドは、伝統的なアラブ文化が強く残る一方で、インドやフィリピンからの出稼ぎ労働者もたくさん住んでいるそうです。
② ジェッダ ― 海沿いの国際都市で、商業と文化の中心地

ジェッダは紅海に面した都市で、人口は約400万人とされています。
綺麗な海沿いに高層ビルがいくつも立ち並んでいるのが特徴です。
街の雰囲気は首都リヤドよりも少し自由で、のんびりしているといわれています。
また、ジェッダはイスラム教の聖地であるメッカから約50kmほどの位置にあります。
そのため「メッカへの入口」として古くから栄えてきて、現在でも巡礼者が世界中から集まります。
ビジネスの面でもジェッダは非常に重要で、サウジアラビア最大級の企業が多く集まっています。
③ メッカ ― イスラム教最大の聖地

メッカは人口約180万人とされていますが、イスラム教徒たちの巡礼シーズンには数百万人もの人々が世界中から訪れる「イスラム教の中心地」です。
メッカが「イスラム教の中心地」とされているのは、預言者ムハンマドがメッカ出身であるためとされています。
世界中のイスラム教徒は、毎日のお祈りをするときに必ずメッカの方向を向くといわれています。
イスラム教徒が世界に約20億人いることを考えると、メッカの影響力は世界でもトップクラスといえるでしょう。

メッカには「カアバ神殿」と呼ばれる聖堂があり、全世界のイスラム教徒は少なくとも人生に1度はここを訪れて巡礼を行うとされています。
また、メッカは聖地であるため、イスラム教徒のみが訪れることができ、異教徒の日本人などは立ち入ることができません。
④ メディナ ― イスラム教第2の聖地

メディナは人口約150万人で、メッカと並ぶイスラム教の聖地とされています。
これは、預言者ムハンマドが移住した土地であることが理由とされています。
メディナにはムハンマドが眠っているとされる「預言者のモスク」があり、こちらもメッカの「カアバ神殿」と同じように世界中から巡礼者が訪れます。
「預言者のモスク」は以前はイスラム教徒以外は立ち入ることができませんでしたが、最近はサウジアラビア政府が観光に力を入れていることもあり、外側だけは非イスラム教徒でも訪れることができるようになったとされています。
まとめ

サウジアラビアには、首都リヤド、海沿いの国際都市ジェッダ、世界最大の聖地メッカとメディナなど、多様な都市があります。
サウジアラビアの都市について知ることは、イスラム教や中東情勢を理解することにもつながっていくと思います。
