ノルウェー語は、北欧のノルウェーを中心に、約500万人に話されている言語です。
ノルウェー語は、英語やドイツ語と同じインド・ヨーロッパ語族というグループに属しており、単語や文法は英語と多くの共通点があります。
そして、ノルウェー語は北欧の言語の中でも文法が比較的シンプルで学びやすいと知られています。
この記事では、ノルウェー語の文字・単語・文法・発音の特徴 と、学ぶメリット について分かりやすく解説していきます。
① ノルウェー語の文字 ― 英語とほぼ同じアルファベット ―

ノルウェー語は、英語と同じ ラテン文字と呼ばれるアルファベットを使います。
文字数は29文字あり、英語の26文字に加えて、次の3文字が使われます。
æ / ø / å
発音のイメージは以下の通りです。
æ:日本語の「ア」と「エ」の中間
ø:「エ」と「オ」の中間の丸い音
å:日本語の「オー」に近い音
これらはデンマーク語やスウェーデン語にも存在する北欧特有の文字です。
これらを覚えるのは難しいと感じるかもしれませんが、ロシア語など独自の文字を使う言語に比べたら簡単だと思います。
② ノルウェー語の単語 ― 英語と似ている語彙が多い ―

ノルウェー語の単語は、同じゲルマン語派に属する英語と共通点が多いです。
例えば、「家族」や「学校」という単語を比べると、
英語:family
ノルウェー語:familie
英語:school
ノルウェー語:skole
北欧の言語というと独特なイメージを持っていたので、ノルウェー語はわりと英語と似ている単語が多いということには少し意外に感じました。
ちなみに、北欧の言語の中ではノルウェー語やスウェーデン語は比較的英語と近く、フィンランド語は完全に独自の言語を使っています。
③ ノルウェー語の文法 ― 英語と同じSVO語順で、前置詞がある ―

ノルウェー語の基本語順は、SVO(主語 → 動詞 → 目的語)で、英語と完全に同じです。
例えば「私は手紙を書く」は、
Hun skriver et brev.
(彼女は → 書く → 手紙を)
となります。
また、ノルウェー語の大きな特徴はフィンランド語やドイツ語のような名詞の語尾の変化がほとんど存在しない ことです。
その代わり英語と同じように前置詞を使って 「で」 や 「へ」 というような意味を表します。
例えば「レストラン(restaurant)」なら、
på restauranten(レストランで)
til restauranten(レストランへ)
fra restauranten(レストランから)
となります。
このようにノルウェー語の文法は英語と多くの共通点があるため、英語を学んできた人であれば、ヨーロッパの言語の中でも比較的スムーズに習得しやすいと言えるでしょう。
④ ノルウェー語の発音 ― 発音は規則的で聞き取りやすい ―

ノルウェー語の母音は次の9種類あります。
a / e / i / o / u / y / æ / ø / å
やや多めですが、ヨーロッパの言語の中では標準的といえます。
そして、子音は20種類あり、英語 (約24つ) よりも少ないです。
b / d / f / g / h / j / k / l / m / n
p / r / s / t / v / c / q / w / x / z
そして、ノルウェー語のアクセントは単語ごとに決まっており、慣れると リズムがとても自然で聞き取りやすいと感じる人が多いです。
また、ノルウェー語では、英語のように 同じ「a」が文脈によって /æ/・/eɪ/・/ɑː/・/ɔː/ など大きく異なる音になることが少なく、つづりと発音の対応が比較的安定しています。
そのため、英語に比べて「書いてある通りに読める」と感じやすい言語です。
⑤ ノルウェー語を学ぶメリット ― 学びやすく、他の北欧言語の入口にもなる ―
ノルウェー語の大きな魅力は、英語と共通点が多く、学習のハードルが低い点にあります。
単語が英語に近く、文法も比較的シンプルなため、英語を学んだ経験がある人なら無理なく学習を進めることができます。
さらに、ノルウェー語を理解できるようになると、スウェーデン語やデンマーク語といった他の北欧の言語もある程度読んだり聞いたりできるようになり、北欧全体への視野が一気に広がります。
そのため、北欧の文化や福祉国家、自然に興味のある人にとって、ノルウェー語は非常にコストパフォーマンスの高い言語と言えるでしょう。
まとめ
ノルウェー語は英語に似た文字や語彙、文法を持ち、発音はとても規則的という特徴を持っています。
北欧の言語の中でも比較的学びやすいので、北欧に興味があってとりあえず言語を一つ学んでみたいという方にとってノルウェー語はとても良い選択肢になると思います。
