MobiFone(モビフォン)は1993年に設立された会社で、モバイルデータ通信やSMSなどのモバイル通信サービスを提供しています。
契約者数は約5,000万人を超えるといわれており、ベトナムでとても広く使われているサービスとされています。
今回の記事では、MobiFoneの成長の歴史、サービス内容、そして今後の展望について、分かりやすく解説していきます。
① MobiFoneの主なサービス
MobiFoneは、モバイル通信や光回線、電子ウォレットなど、さまざまな事業を展開しています。
ここでは、その代表的なサービスについて、わかりやすく解説していきます。
モバイル通信サービス

MobiFoneのモバイル通信サービスは、前払い型のMobiCardと後払い型のMobiGoldに分けられます。
MobiCardは料金を事前にチャージして使う方式で、軽い利用に向いています。
MobiGoldは月額で利用する契約型です。通信量が安定して必要な人に適しています。
また、MobiFoneは海外渡航中でも利用できるプランを提供しています。
MobiFiber(光回線・固定インターネット)

MobiFoneはスマホ向けだけでなく、自宅・オフィス向けの光回線サービス(MobiFiber)も提供しています。
高速通信や安定性を重視したファイバー回線で、リモートワークや動画視聴にも適した品質を持っています。
MobiFone Money(電子ウォレット)

MobiFone Moneyは、スマホで支払いや送金をすることができる電子ウォレットサービスです。
銀行口座がなくても利用することができます。
② MobiFoneの創業から現在まで

MobiFoneは1993年に、ベトナム初の携帯電話キャリアとして設立されました。
「いつでも・どこでも(Mọi lúc – Mọi nơi)」というスローガンのもと、当時まだ高価だった携帯電話とモバイル通信を、たくさんの人々に普及させることを目指しました。
1994年にはハノイやホーチミンに通信センターを開設し、1995年にはベトナム中部の都市ダナンにも拡大しました。
1990年代後半には、MobiFoneはベトナムで初のプリペイドSIM(使い切りタイプのSIM)サービスを導入し、SMS割引や通話キャンペーンなどを行い、ユーザーを増やしていきました。
その間にベトナム全国への基地局の整備も進み、2000年頃にはベトナムのすべての省・市全域でサービスを使うことができるようになりました。
その後、2009年には3Gサービスを提供開始し、SNSやメッセンジャーアプリにも対応することができるようになりました。

2014年には、規模が大きくなったことにより「MobiFone通信総公社」へと改められ、親会社と子会社に分かれるグループ企業となりました。
子会社には、通信設備の設置を行う「MobiFone Service」、デジタルコンテンツや広告を手がける「MobiFone Plus」、国際通信サービスを提供する「MobiFone Global」などがあります。
このように子会社の設立により、2010年代後半にはMobiFoneはモバイル通信のみならず、クラウドやケーブルTV、デジタルコンテンツなど、さまざまな分野へ事業を広げるようになりました。
現在では、MobiFoneはベトナムにおいて約22〜30%の市場シェアを持っているとされ、ベトナム三大キャリアの1つに数えられるようになりました。
③ MobiFoneの現在とこれから

Mobifoneのこれからは、5Gを中心とした通信インフラの高度化が大きなテーマになります。
ベトナムでも5Gの整備が進んでいる中、Mobifoneは都市部や産業向けの通信を強化し、高速で遅延しにくい回線を活かしたサービス展開が期待されているそうです。
実際に、2025年に5Gのサービスを開始してから1か月で約250万人が利用しており、ベトナム国内で急速に広がっていると言われています。
実際、5Gの基地局を10,000基増設する計画だとされています。
今後、ベトナムでも5Gはさらに普及していくと考えられるため、5G事業に力を入れているMobiFoneは、今後にも期待できるでしょう。
まとめ

MobiFoneは携帯電話キャリアからスタートし、現在では5Gや電子ウォレットなどにも力を入れている企業です。
ViettelやVinaPhoneとともに三大携帯キャリアと言われることが多く、ベトナムでもとても存在感の大きい企業となっています。
