ラオス語は、東南アジアのラオスで使われている公用語です。
ラオスの人口は約750万人と、東南アジアの中ではかなり小規模な国ですが、山に囲まれた穏やかな雰囲気があり、タイやベトナムとはまた違う魅力があります。
また、ラオス語はタイ語と非常に近い言語であり、基本的な単語や文法、発音の多くが共通していて、お互いある程度コミュニケーションを取ることが可能だそうです。
そのため、ラオス語を身につけることは、ラオス人とコミュニケーションを取れるようになるだけではなく、タイ語の勉強にも繋がるといえます。
この記事では、ラオス語の文字や単語、文法、発音といった特徴と、学ぶメリットについて分かりやすく解説していきます。
① ラオス語の文字 ― 独自の文字を使っている ―

ラオス語は、アルファベットではなくラオ文字と呼ばれる文字を使っています。
ラオ文字はタイ文字と同じ仲間の文字で、形がよりシンプルに整えられているのが特徴です。
また、ラオ文字は子音は27種類、母音は33種類あるそうです。
ラオス語は最初は文字に慣れる必要がある言語ですが、1回覚えてしまえば、読み書きの難易度はそれほど高くありません。
② ラオス語の単語 ― タイ語ととても似ている ―

ラオス語の単語は、タイ語と非常によく似ています。
そのため、タイ語を少しでも学んだことがある人にとっては、ラオス語の語彙はかなり覚えやすいと感じるでしょう。
例えば、「食べる」という単語は、ラオス語とタイ語では以下のように表されます。
ラオス語:ກິນ(kin)
タイ語:กิน(kin)
文字は少し異なりますが、発音はほとんど同じです。
③ ラオス語の文法 ― SVOで活用形がない ―

ラオス語の語順は英語や中国語と同じくSVO(主語+動詞+目的語) が基本です。
そのため、
ຂ້ອຍ ກິນ ເຂົ້າ(khòy kin khâo)
(私は / 食べる / ご飯)
というように、英語に近い順番で文が作られています。
また、ラオス語は日本語と同じように、主語が省略されることも非常に多いです。
そして、ラオス語は動詞の活用がほぼ存在しないです。
そのため、過去形や未来形でも動詞の形は変わらず、時間を表す単語を付け加えるだけで文が成り立ちます。
例えば、
ຂ້ອຍ ກິນ ເຂົ້າ(khoy kin khao)
私はご飯を食べる
という文を昨日の出来事を表す文に変えたい場合も、
ມື້ວານນີ້ ຂ້ອຍ ກິນ ເຂົ້າ(mua-van-nii khoy kin khao)
昨日、私はご飯を食べた
というように、昨日と言う意味のມື້ວານນີ້ (mua-van-nii)を足すだけで過去形にできるのです。
このように、語順が分かりやすく、動詞の形も変わらないため、ラオス語は文法でつまずきにくい言語だと言えるでしょう。
④ ラオス語の発音 ― 声調はあるが、慣れれば難しくない ―

ラオス語には、タイ語と同じように声調(音の高低)が5つあります。
そのため、初心者にとっては、最初は少し難しく感じるかもしれません。
しかし、私は声調のある中国語やベトナム語を学んだことがあるのですが、声調はパターン化されているので、たくさんリスニングして慣れてくると難しく感じなくなりました。
そのため、ラオス語も慣れてくると声調があっても正確に発音できるようになると思います。
⑤ ラオス語を学ぶメリット ― 希少性とタイ語とのつながり ―

ラオス語を学ぶメリットは、大きく2つあると思います。
1つ目は、話せる人が少なく希少性がとても高いことです。
日本でラオス語を学んでいる人はほとんどおらず、少し話せるだけでも非常に珍しい存在になります。
そのため、ラオスと関わりのある日系企業に重宝されたり、ラオス人の友達ができやすくなるというメリットがあります。
2つ目は、タイ語への理解が深まることです。
ラオス語とタイ語は兄弟のような関係にあり、ラオス語を学ぶことはタイ語を習得することにもつながります。
将来的にタイにも関わりたい人にとっては、ラオス語はとても良い選択になると思います。
まとめ
ラオス語は、独自の文字と5つの声調を持ちながらも、文法はとてもシンプルで、慣れれば学びやすい言語です。
話者人口はとても少ないですが、その分、話せる人の希少性が高く、現地での価値はとても大きいと言えます。
「マイナーな言語を学びたい」「東南アジアを深く知りたい」という方には、ラオス語はとても魅力的な選択肢になると思います。
