キルギスの主要都市3選 |ビシュケク・オシュ・カラコルの魅力

世界の都市

キルギスは人口約700万人の中央アジアに位置している国で、シルクロードの通り道として古くから栄えてきました。

山に囲まれた国としても有名で、なんと国土の約90%が山であるといわれています。

日本が約70%が山と言われているので、それと比べてもキルギスはかなり多いといえるでしょう。

最近では、キルギスは観光地としても注目が高まっていて、世界中からバックパッカーが多く訪れており、遊牧文化や自然の豊かさから気に入る人も多いといわれています。

今回は、そんなキルギスを代表する3つの都市 — 首都ビシュケク、歴史都市オシュ、観光都市カラコル — について、わかりやすく紹介していきたいと思います。

➀ ビシュケク — キルギスの首都で、文化と経済の中心地

ビシュケクはキルギスの首都で、人口は約110万人ほどです。

日本で言うと仙台市や千葉市と同じくらいの人口で、ほどよく都会で落ち着きのある街という印象です。

実際、ビシュケクは東京やソウルのように高層ビルがたくさんあるわけではなく、自然がたくさん広がっています。

そんなビシュケクがキルギスの中心都市として整えられ始めたのは、20世紀前半からだそうです。

そして、1991年のソ連独立後に、正式にキルギス共和国の首都として位置付けられました。

ビシュケクの街並みには、旧ソ連時代の建物がたくさん残っていて、ロシア文化の影響を強く感じられます。

実際、キルギスのGDPはロシアへの出稼ぎが約30%ほどを占めていて、旧ソ連の中でもタジキスタンとともにロシアへの依存度がとても高いです。

そのため、ビシュケクではキルギス語とともにロシア語も使われることが多く、キルギスではロシア語はエリートの言語という立ち位置です。

そして、宗教面では、ビシュケクはスンニ派のイスラム教徒がもっとも多く、全体の約90%を占めています。

ビシュケクの観光地として有名なのは「アラ・トー広場(Ala-Too Square)」で、ビシュケクのシンボル的存在です。

そこには、伝説の英雄マナス王などの銅像があり、厳かな雰囲気がするのが特徴です。独立記念日や国の祝日には、多くの人が集まります。

② オシュ — 中央アジアで最も古い都市のひとつ

オシュはキルギス南部の都市で、人口は約35万人です。

「3,000年以上の歴史を持つ」といわれていて、中央アジアで最も古い都市のひとつに数えられています。

オシュは古くからシルクロードの重要な通り道として栄え、中国や中東、ヨーロッパなどの多くの文化や人々が行き交う場所でした。

そのため、現在でもキルギス人の他にもウズベク人やタジク人など多民族が暮らしています。

特にウズベク人はとても多く、オシュの人口の約44.2%を占めています。

ビシュケクはキルギス人がもっとも多いので、キルギスという雰囲気がありますが、オシュはウズベク人が多いため、キルギスとウズベキスタンが混ざりあったような雰囲気がするのが特徴です。

同じキルギスの都市でも、ビシュケクとオシュでは人々の文化や雰囲気が大きく異なっています。

オシュで有名な観光地といえば、「ジャイマ・バザール(Jayma Bazaar)」です。

中央アジア最大級の市場の1つで、2,000年前から続いていると言われています。フルーツやナッツ、スパイスなどが売られています。

③ カラコル — イシク・クル湖の近くにある観光都市

カラコルはキルギス東部に位置する都市で、人口は約9万人の小さめの町です。

19世紀にソ連が軍事拠点として建設したのが始まりで、シベリア開拓の中継地として発展してきました。

カラコルは「イシク・クル湖(Issyk-Kul Lake)」という巨大な湖の近くにあり、冬はスキー目的で訪れる旅行者で賑わいます

また、カラコルは中央アジアの中でも特に多文化が混ざり合う地域として知られています。

19世紀には、ロシアがキルギスを支配したことで、ロシア人が移住し、ロシア正教会の教会が建てられました。

また、19世紀末には中国のウイグルで迫害から逃れてきたドンガン人(回族系のムスリム)が、カラコルに移住し、彼らが建てた木造のモスクが今でもたくさん残っています。

まとめ

キルギスには、首都ビシュケク、歴史が深い都市オシュ、湖の近くの都市カラコルなど、自然が溢れたさまざまな都市が存在しています。

キルギスはまだマイナーな国ではありますが、バックパッカーが行ってみて気に入ることも多く、オススメな国の一つです。