近年、韓国はエンタメやITなどの分野で世界的な存在感を高めています。
BTSやBLACKPINKといったK-POPアーティストは世界的な人気を誇り、サムスンのスマートフォンも多くの年で世界シェア1位を獲得しています。
日本でもK-POPや韓国ドラマ、韓国コスメなどを通して、「韓国語を学んでみたい」「どんな言語なのか知りたい」と感じる人も増えてきました。
実際、この記事を書いている私も、韓国のSNSや食事などに興味を持ったことがきっかけで、1年間ほど韓国語を勉強したことがあります。
韓国語はハングルという独自の文字を使うので、中国語やヨーロッパの言語と比べると、初心者には取っ付きにくいイメージがありますが、実は仕組みがとても合理的で、覚えやすい言語として知られています。
この記事では、韓国語の特徴と、学ぶメリットについて分かりやすく解説していきます。
① 韓国語の文字 ― ハングルは「最も合理的な文字」 ―

韓国語は、「ハングル(한글)」という独自の文字を使っています。
日本人には馴染みがない文字なので、一見すると「文字が難しそう」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、ハングルは世界で最も合理的に作られた文字の1つと言われています。
ハングルは15世紀に世宗 (セジョン) 大王によって人工的に作られた文字で、発音の仕組みに基づいて設計されているのが大きな特徴です。
例えば、知るという意味の「알(アル)」は「아(ア)」と「ㄹ(ル)」を組み合わせてできています。
簡単に言うと、ハングルは母音と子音が繋がって1つの文字となっているアルファベットみたいなものといえると思います。
② 韓国語の単語 ― 漢字語が多く、日本語と似ている ―

韓国は昔漢字を使っていた国でした。
そのため、韓国語の半分以上の単語は漢字を使って表すことができます。
例えば、
学生:학생(ハクセン)
活動:활동(ファルドン)
生活:생활(センファル)
このように表すことができ、「생 (セン) 」が「生」、「활 (ファル) 」が「活」と分かれば、「생활 (センファル) 」は「生活」を意味する言葉だと予想することができます。
また、韓国語が日本語と似ている単語が多いのも学びやすい理由の1つです。
例えば、
家族 : 가족 (カジョク)
時間 : 시간(シガン)
などは日本語ととても読み方が似ています。
③ 韓国語の文法 ― 日本語とほぼ同じ語順 ―

韓国語の文法は、日本語ととてもよく似ています。
語順はどちらも SOV(主語 + 目的語 + 動詞) です。
例えば、「私はコーヒーを飲みます。」という文は、韓国語では次のようになります。
저는 커피를 마십니다.
(私は / コーヒーを / 飲みます)
このように語順が日本語とほぼ同じなので、日本人にとってはとても理解しやすい文法です。
また、助詞の使い方も日本語とよく似ており、日本語の「は」「が」「を」に対応する助詞が韓国語にもあります。
は : 은 / 는
が : 이 / 가
を : 을 / 를
私も韓国語を勉強していますが、韓国語を話す時に日本語の単語をただ置き換えていくだけで通じると感じます。
④ 韓国語の発音 ― 声調はないが、パッチムと濁音が難しい ―

韓国語には、中国語のような声調(トーン)はありません。
そのため、音の高さによって意味が変わることはなく、この点では日本語話者にとって学びやすい言語です。
その一方で、韓国語で難しいと言われるのが「パッチム(받침)」です。
パッチムとは、音節の最後に来る子音のことです。
例えば、
本 : 책 (チェク)
という単語の”ㄱ (ク)”の部分です。
何が難しいかというと、パッチムは文字としては存在していても、実際の発音では音が弱くなったり、ほとんど聞こえなくなったりする点です。
これは英語が “book” の “k” を弱く発音するのとも似ていると思います。
また、韓国語には、日本語のように「が」「だ」「ば」といった濁音専用の文字がありません。
そのため、同じ文字でも、単語の最初では「カ・タ・パ」に近く、途中では「ガ・ダ・バ」のように濁って聞こえることが多いです。
例えば、
赤ちゃん : 아기(アギ)
技術 : 기술 (キスル)
というように同じ “기” でも 「キ」と発音する場合と 「ギ」 と発音する場合があります。
⑤ 韓国語を学ぶメリット – 日本の身近にある文化大国 –

韓国語を学ぶメリットは、主に3つあると思います。
1つ目は、K-POPや韓国ドラマなどエンタメ・文化の影響力がとても大きいことです。
K-POP、韓国ドラマ、韓国映画、YouTubeなど、韓国発のコンテンツは世界中で人気があり、韓国語が分かると翻訳なしでコンテンツを楽しめるようになります。
私もK-POPをよく聴くのですが、歌詞が分かるようになってきてとても面白いと感じました。
2つ目は、日本国内でも使う機会が多いことです。

例えば、日本にはたくさんの韓国人が観光をしに訪れていて、2024年にはその数は約882万人を記録したそうです。
そのため、ホテルや観光案内といった仕事では韓国語の需要はとても高いといえます。
3つ目は、2020年代ごろから政治的に日本と韓国が良くなりつつあることです。
昔は韓国と言うと反日国家というイメージが強かったですが、2022年の尹錫悦大統領の時代ごろから、「日韓協力」 というのが意識され始めました。
これは、現在の世界情勢においてアメリカと中国・ロシアが対立する中で、日本と韓国がともにアメリカ側に属していて、両国が協力関係を強めようとしていることも背景にあると考えられます。
また、私は普段韓国のSNSをよく見ているのですが、日本に旅行に行っていたり、日本語を学んでいたりする韓国人が多く、比較的親日な国と感じました。
まとめ
韓国語は、文法や単語が日本語に近く、声調がないという点で、日本人にとってとても学びやすい言語です。
一方で、ハングルやパッチム、濁音など、最初は難しい部分もありますが、たくさん聴いたり話したりすれば慣れてくると思います。
