インドネシア語の特徴|世界一簡単といわれる言語

世界の言語

インドネシア語は人口2億7,000万人ほどを持つインドネシアの多くで使われている言語です。

さらに、インドネシア語はマレー語とも区別がつかないほど似ていて、マレーシアでも使うことができるのです。

そう考えると、インドネシア語を身につけるということは、ASEANの半分を占める人々とコミュニケーションを取れるようになるということだと思います。

この記事では、インドネシア語の文字や単語、文法、発音などの特徴と、学ぶメリットについて分かりやすく解説していきます。

① インドネシア語の文字 ― ラテン文字を使っている ―

インドネシア語は、タイ語などとは異なり、英語と同じラテン文字を使って書かれます。

そのため、新しい文字を覚える必要がなく、初心者にとって勉強がしやすいといえます。

例えば、インドネシア語の単語には以下のようなものがあります。

makan(食べる)

minum(飲む)

このように、見た目は英語にとても近く、文字のハードルがとても低いのが特徴です。

発音も基本的にはローマ字で「書いてある通りに読む」だけなので、フランス語のように読み方で迷うことも少ないです。

② インドネシア語の単語 ― 英語由来の単語が多く覚えやすい ―

インドネシア語は、英語から取り入れている単語が多いことで知られています。

これは日本語がカタカナとして英語の単語をたくさん取り入れているのとも似ていると思います。

例えば、

komputer(コンピューター)

informasi(情報)

などがあります。

このように、インドネシア語はタイ語やベトナム語に比べると専門的な単語を英語から取り入れていることが比較的多く、覚えやすいのが特徴です。

その一方で、英語由来以外のインドネシア語の単語は覚えにくいと感じる日本人が多いのも事実です。

例えば、

pengembangan(発展)

kebudayaan (文化)

などが日本人にとって覚えるのに苦戦する単語だと思います。

③ インドネシア語の文法 ― かなりシンプルで分かりやすい ―

インドネシア語の文法は、世界の言語の中で見てかなりシンプルな部類に入ります。

例えば、インドネシア語は動詞の活用形がありません。

そのため、過去形にしたい場合はkemarin (昨日) という文を付け加えるだけで完成するのです。

例えば、

Saya minum kopi.(私はコーヒーを飲みます)

Saya kemarin minum kopi.(私は昨日コーヒーを飲みました)

このようにどちらも minum(飲む) の形は変わりません。

英語のような複雑な活用がないため、文法でつまずきにくい言語です。

また、日本語と同じように主語を省略することも多いです。

例えば、

(Saya) Makan nasi.

(私は)ご飯を食べる。

というように”Saya (私は) ” の部分を入れないことも一般的です。

④ インドネシア語の発音 ― 世界トップクラスで易しい ―

インドネシア語は数ある外国語の中でも発音がかなり簡単ということで知られています。

まず、インドネシア語は英語と違い不規則な読み方がほとんどなく、基本的にローマ字読みをします。

そのため、スペルを見るだけで発音を知ることが可能です。

次に、インドネシア語には中国語のような声調もありません。

そのため、イントネーションを間違えて意味が変わるなどということは基本的に起こらないです。

そして、インドネシア語は一つ一つの発音がはっきりしていて、英語のように単語と単語の発音が連結したりすることがありません。

ですので、リスニング初心者にも親しみやすい言語といえるでしょう。

このように、インドネシア語はそのままローマ字読みをしていくだけでネイティブに通じてしまうような言語なのです。

⑤ インドネシア語を学ぶメリット ― 成長する巨大市場にアクセスできる ―

インドネシア語を学ぶメリットは、主に3つあると思います。

1つ目は、人口が多く、将来性が高いことです。

インドネシアは人口約2.7億人を抱える、世界第4位の人口大国です。

更にインドネシア語はマレー語とも非常によく似ているので、マレーシアでも使うことができます。

そして、インドネシアは毎年約5%ほどの経済成長を続けており、今後も発展を期待できます。

そのため、インドネシア語は今ではマイナーな言語でも、10~20年後には韓国語やスペイン語のようなメジャーな言語の一つになっている可能性もあるのです。

2つ目は、インドネシアは日本と繋がりが深い国であることです。

インドネシアには2022年時点で約2,103社の日系企業が進出しており、製造業やインフラ分野を中心に、日本との経済的な結びつきはとても強いです。

そのため、インドネシア語ができる日本人材は、企業から重宝されやすい傾向があります。

英語や中国語ができる日本人は多いですが、インドネシアは将来経済大国になる可能性が高い国でありながら、インドネシア語を学ぶ人はほとんどいません。

そのため、インドネシア語ができるということはビジネスにおいてとても稀少的な価値に繋がると思います。

3つ目は、インドネシアでは英語が通じにくい場面も多いことです。

ジャカルタやスラバヤといった都市部では英語が通じることもありますが、地方や日常生活ではインドネシア語が必要になる場面も多いです。

実際にEF EPIの調査によると、インドネシア人の英語力は世界100カ国以上中70位台後半から80位前後に位置しており、アジア諸国の中では比較的低いです。

そのため、インドネシア人とビジネスをしたり、インドネシアで生活するには、基本的にはインドネシア語が必須になると思います。

まとめ

インドネシア語は、アルファベットを使い、文法や発音がとてもシンプルであることから、初心者にとってとても学びやすい言語です。

そして、話者人口がとても多く、経済成長も続いているため、実用性や将来性も兼ね備えています。

「初めて外国語をもう1つ学びたい」「東南アジアに興味がある」という方には、インドネシア語はとてもおすすめの言語だと思います。